どうする?中小企業の賃上げ
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人手不足に悩まされる中小企業にとって、「中小企業の賃上げ動向」は気になるところではないでしょうか。
経済産業省では、「経済の好循環」実現に向けた施策の一環として、平成26年より「企業の賃上げ動向等に関するフォローアップ調査」を実施しています。平成29年においてもアンケート調査を実施し、結果を取りまとめました。
大企業については、昨年3月に東証一部上場企業364社の状況について、中小企業・小規模事業者については、昨年6月に回答のあった8,310社の状況について、結果を取りまとめました。
その結果、平成28年度に賃金の引上げを実施した企業の割合は、大企業で90.1%、中小企業は59.0%でしたが、
平成29年度は、大企業は89.7%とやや減少した一方で、中小企業は66.1%と、前年を上回る結果となりました。
中小企業が賃上げを実施した理由を聞くと、「人材の採用・従業員の引き留めの必要性」が49.2%と最多を占めました。
人手不足の影響を大きく受けていることがわかります。
賃金の引き上げ額は「100,000 円以上」が最も多く22.1%。
さらに1~20人の従業員規模の小さい企業では30.3%を占め、小規模企業ほど引き上げ額が大きくなる傾向です。
中小企業にとっては、もはや背に腹は代えられないといったところですね。
こんな時もティグレにご相談ください。使える制度があるかもしれませんよ。(T)