準備期間はどれくらい?何をすればいい?外国人技能実習生受入までのながれ
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目次
今回は、実際に外国人技能実習生を受け入れるまでの全体的な流れについて見ていきたいと思います。
外国人技能実習生が企業に配属されるまでは、スムーズに進んだ場合、面接からおおよそ7ヶ月ほどかかります。受入を検討する企業からすると少し長く感じるかもしれませんが、その間に技能実習生受入への職場環境や生活環境の準備を整えておく必要があります。
以下では受入の形態として多い「団体監理型技能実習」において、技能実習生をどの様に採用し、配属までの期間に具体的に何をすべきか見ていきましょう。
STEP① 企業と監理団体で打ち合せ
まず最初に、企業と監理団体で打ち合せをします。企業の受け入れる作業内容が技能実習制度の対象であるのか、受入れ職種ごとの要件(建設関係職種では、建設業許可や建設キャリアアップシステムへの登録等)をクリアしているか、受入れ人数、雇用条件の確認、受入の際にかかる費用の確認、面接日程、面接内容の確認、おおよその入国、配属時期の確認をします。
STEP② 技能実習生の募集開始
実習生を受け入れる職種ごとの要件を整え、受入人数、職種や雇用条件等を外国の送出し機関に連絡し、募集を開始します。この募集期間がおおよそ1か月ほどかかります。その間に、面接内容の打ち合わせや面接スケジュールの確認をします。
STEP③ 面接、決定
そして、若干の増減はありますが、多くの場合はおおよそ募集人数の3倍ほどの候補者が決まり、現地で面接、もしくはスカイプ等のビデオチャットで面接をします。当組合では、極力現地に向かい、候補者と直接会って面接することと、候補者の両親との面談をお勧めしております。候補者と直接話をすることでよりご本人のことを知ることができ、また両親と会うことでより身近に感じることもできるからです。また、本筋から少し逸れますが、企業内で専門的な知識のある方が現地へ行くことで新たなビジネスチャンスを見つけられる場合もあります。
面接自体は、人数も限られてはいますが、若く熱意のある候補者が多く、ほとんどの企業が実習生の選抜の際の絞り込みに良い意味で大変悩まれます。そうした中で、企業で実習する技能実習生が決まります。
STEP④ 申請提出、実習生の居住環境準備
帰国後、企業は認定申請書類に必要な資料(登記簿謄本や決算書等)を用意し、技能実習生の居住環境を整えます。監理団体は必要書類の収集後、技能実習計画認定申請書の作成をしていきます。申請書作成後、外国人技能実習機構(OTIT)へと提出し、認定が下りるのを待ちます。
同時に、技能実習生は現地での入国前講習として日本語学校への入校をします。ここで基礎的な日本語や日本の生活について学んでいきます。
STEP⑤ 入国、技能実習の開始
OTITからの計画認定が下り次第、入国管理局へ認定書類を提出し、実習生の入国許可が出るのを待ちます。
入国管理局から入国許可が出て準備が整い次第、技能実習生の入国となります。そして入国から1か月ほどの入国後講習で再度、日本語学習や日本での生活一般に関する知識や法的保護に必要な講習を行い、いよいよ企業への配属となり技能実習の開始となります。
以上が、配属までのおおまかな流れとなります。
このように入国までをスムーズに進めることが、外国人技能実習生を受け入れる上でポイントとなってきます。
外国人技能実習制度の監理団体であるティグレ事業協同組合では、これら面接の段取りから申請書類作成、技能実習生の企業配属まできっちりとサポートいたします。
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