事例紹介
建設業や産廃収集運搬等の許可
許可要件を満たす方法を考え、建設業許可の更新タイミングに合わせた事業承継を
建設業を営んでいる依頼者様からいただいたのは、「建設業許可の更新時期に合わせて事業承継をしたい」というご相談でした。建設業の許可を取得するには、許可要件を満たす必要があります。それは、更新でも同じであるため、要件を満たした上で事業承継する方法をご提案いたしました。
相談内容
「建設業許可の更新のタイミングで父親から息子に事業を引き継ぎたい」とご相談をいただきました。数年前から実質的にはご子息が業務を仕切っていましたが、それだけでは許可要件である「経営業務の管理責任者の経験」として原則認められません。「後継者であるご子息が事業主になってしばらくは建設業許可を取得できない」という事態は避ける必要がありました。
解決策
まず、許可取得の要件を満たす必要があったため、お父様には支配人になってもらい、経営業務の管理責任者として入ってもらうことを提案いたしました。
結果
ご子息は個人事業主として建設業許可申請を行い、お父様には支配人登記をした上で経営業務の管理責任者と登録。そうすることで、建設業の許可要件を満たすことができました。今回のように支配人登記をして要件を満たすのは稀なケースですが、建設業許可の更新時期に合わせて事業承継する際は有効となる場合もあります。