人の縁を生かし、信じた道をまっすぐ歩む苦労を経て形づくられた経営の信念つねに高みを目指し、技術と人の質を高める「取引先からの入金が遅れて、やむ建設会社で約15年間勤務した大家さんが独立したのは2013年のことだ。「元々、建設会社に勤めていたのですが、いろいろと思うことがあって独立して会社をつくり、同じ年に息子も会社に加わってくれました」と創業の経緯を語る。前職の現場で築いた人脈をもとに、解体、住宅基礎工事などの仕事を少しずつ増やしていったが、当初は苦労が絶えなかった。だがそこでの手痛く、つらい経験が、経営の信念を形づくっていくことになる。その一つが給与支払いの遅延だ。なく息子への給料の支払いも遅れてしまったのですが、とたんにモチベーションが下がったのを見て、これは二度と繰り返してはいけないと思いました」。もう一つが、現場の仕事に従事してもらっていた人が急病で倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまったことだ。「何としてでも従業員の命を守ることが経営者の使命であることを誓いました」。また、仕事が途切れないよう、当初は依頼された仕事はすべて引き受けていたが、それについてもしっかりと選別をしてから引き受けるようにした。「金額の大きな案件になるとどうしても受注したくなりますが、中には入金が遅れる取引先もありました。そこで、たとえ小さな仕事でも、確実に期日通りに入金してくれることを重視して、そのような取引先との信頼関係を構築していく方針で事業を進めてきました」。安心できる既存顧客との関係を深めていくことで、さらに紹介で仕事が増えるようになり、経営が安定していった。「中でも、ある建設会社とは、そこに高校の同級生が勤めていたこともあり、特に深い関係を築いています」。顧客との信頼構築には、現場にお従業員とのコミュニケーションを大切にしている大家さん株式会社大家興業22代表取締役 大家 一也さん 東京金沢
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