セドナをオープンした後、口コミが瞬く間に広がり、予約が取れない状態が続いた。「コロナ禍で犬を飼う人が増えたことも追い風になりました」。開放された空間でのびのびと過ごすことで「愛犬が見違えるように元気になりました」との声も相次いだ。利用者のうちリピーターが4割を占めていることが、高い評価の何よりの表れだ。淡路島で宿泊事業に携わる中で、賢人さんの経営者としての心境にも変化が生じたという。「介護事業を創業した頃は儲けてなんぼの感覚でいましたが、今では事業を通じて人の役に立ち、雇用を増やしていく大切さを感じるようになりました」。島内にはその後セドナを模した施設が増えたが料金設定は他施設に比べて抑えている。「価格を抑えることで稼働率が高まり、従業員の安定収入につながるので、それが離職の防止にもなります」と賢人さん。本業の介護事業においても「高齢者や人づきあいが苦手な人でも、やりがいや成長を感じながら働ける環境づくりを大切にしています」。2025年2月には、同じ淡路島にセドナの3倍の広さを持つ姉妹施設「オリーブ」をオープンした。アメリカンスタイルのセドナに対し、オリーブは石畳を敷くなどヨーロッパテイストを強め、ドッグランもセドナの9倍にあたる1300㎡の広さを誇る。自分たちが理想とする暮らしを、人に利用してもらう宿泊施設として提供し、そこに喜びを見出す浅倉さんご夫妻。その冒険はまだまだ続きそうだ。「こんな場所で犬と過ごせたら楽しいやろな」という思いを突き詰めて改装を進めていくうちに、この空間のすばらしさを多くの人にも実感してほしいと思うようになり、宿泊施設として貸し出すことを決めた。「ワンちゃん連れでも気兼ねなく施設を利用できるように、内装をアンティーク調にすることで、たとえ傷つけられても、それを味わいとして感じられるように考えました」。材料については業者任せにせず、すべて自分たちで吟味して仕入れることで、改装費を3分の1に抑えることができた。また、バーベキューを楽しめるファイヤーピットは炭火から火をおこすスタイルではなく、アメリカから器具を輸入し、LPガスによる強力な火力ですぐに料理を楽しめるようにした。煙が出ないので服に臭いがつく心配もない。また、サウナを設置していないのも、「愛犬や家族と過ごす1泊18時間の滞在を無駄なく大切にしてほしいから」と賢人さん。一方で、貴美子さんが大切にしているのが清潔感と香りだ。施設内ではちり一つ、髪の毛一本も残さないよう徹底した清掃を行い、さらにアロマを焚くことで、リラックスできる空間を演出している。「特に女性は五感に敏感。女性目線で心の底からゆったりできる空間づくりを目指しました」。自分たちが理想とする空間づくりを徹底淡路島に2施設目もオープン有限会社 Peace Heart〒543-0011大阪市天王寺区清水谷町20-4TEL:06-6764-0543 FAX:06-6764-0564https://peace-heart.jimdoweb.com/Villa Sedona 〒656-2144兵庫県淡路市下司1521−21TEL:070-1860-5151https://thedogvilla.com/非日常を味わえるよう、細部までこだわった空間づくり。セドナで過ごすと、犬も人間も元気になって帰っていく広々としたドッグラン。愛犬がいかにのびのびと過ごせるかを第一に考えて設計した25Corporate Information
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