賢人さんはもともとアパレル会社が新事業として立ち上げた介護関連会社に勤めていた。経営のノウハウを学んだらすぐに独立するつもりでいたが、強く慰留されて9年間働いた。「子会社の経営を丸ごと任されたことで、予算の立て方や財務、組織づくりまで学ぶことができ、今に生きています」と振り返る。そこでの仕事を通じて、介護ヘルパー事業所を営んでいた貴美子さんと知り合い、結婚した。2012年、賢人さんは会社を退職し、貴美子さんの会社に合流。訪問介護、デイサービスなどへと事業を広げていったが仕事は多忙を極めた。「オフィスが一体となったビルに住居も構えていたため、仕事と生活の境目がない状態が続き、せめて週末くらいは人里から離れた場所で、愛犬とリラックスして過ごしたいと思うようになりました」。2人はアメリカをよく旅行し、ローカルの宿泊施設を利用していた。その経験をもとに、7年をかけて淡路島に理想の物件を探し出し、以前カフェとして使われていた建物を滞在型の施設に改装することにした。愛犬と泊まれる一棟貸しの宿泊施設「セドナ」は淡路島中部の東岸、大阪湾を望む絶好のロケーションにたたずむ。傾斜地の地形を生かした敷地は3段のステップ構造。約150㎡の広々としたドッグランと駐車場、ダイニングとベッドルームの建物、マザーツリーのヤシの木と焚き火台・バスルームのある建物の3つが、立体感と奥行きのある空間を形成している。門から敷地全体を見渡すと、白を基調にした建物と芝生の緑、空の青が鮮やかなコントラストを描き、まばゆいばかりの景観が広がる。モデルにしたのは米国・アリゾナ州にあるスピリチュアルの聖地・セドナ。植栽もセドナに似せて、乾燥に強く生命力のあるウチワサボテン、リュウゼツラン、セネキオなどを植えている。「コロナ禍で海外に行くことができなくなってしまったため、日本で海外を感じてほしいという思いでつくりました。滞在中、魔法にかかったような非日常を味わっていただきたい」と語る。愛犬と過ごす、特別な時間を叶える一棟貸しの宿モデルはスピリチュアルの聖地・セドナ7年越しで理想の物件にたどり着く有限会社 Peace Heart代表取締役 浅倉 貴美子さん 常務取締役 浅倉 賢人さん「夢ひと企業プラス」は、ティグレ会員様の魅力的な事業やサービスを紹介していく「夢ひと企業」の特別コーナーです24
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