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社長の鎌田嗣海さんはもともと鉄筋工として働いていましたが、以前に比べ公共事業が大幅に減少したため、自分の人生をかけることができる新たな仕事に従事したいと考えるようになりました。そして、31歳の時に農業に従事する決断をします。カマタ農園のある指宿市は温暖な気候で、オクラとスナップエンドウの生産量が全国1位を誇るなど、実り豊かな土地です。ただ、近年は農業従事者の高齢化と後継者不足から耕作放棄地が目立っていたとのこと。当初は、地主に声をかけてもなかなか理解が得られませんでしたが、鎌田さんの手によって少しずつ荒れた畑がきれいになっていく姿を見て、「うちの畑も使っていいよ」と声をかけてもらうことが増えていきました。まずはオクラとスナップエンドウの生産から始めましたが、先行投資した資材や機械の支払いでお金は出ていくばかり。状況を打開しようと、周囲の若手農業従事者とグループを作って情報交換を行い、キャベツとレタスの生産を新たに始めます。キャベツ、レタスは全国的に寒冷地で生産されることが多い野菜ですが、冬は気温が下がりすぎて生産ができません。そこを逆手にとり、温暖な指宿だからこそ冬場でも生産できることに目をつけ、全国的に供給量の少ない4月の出荷を狙いました。市場ニーズを見据えたその戦略が功を奏し、「供給量が少ない時期だけに高値で売ることができた」ことも相まって経営の好転につながっていきました。どんな野菜をどの時期に生産するのか。こうしたマーケティング戦略が野菜生産にも欠かせないことを示す好例といえるでしょう。市場ニーズを見極める地域ならではの強みを把握し、      つ ぐ みキャベツは端境期に出荷することで高値で売ることができる株式会社カマタ農園編集長が注目する、挑戦の最前線31た「価値あるものを、価値を認めてくれるました。カマタ農園社長の鎌田嗣海さんは31歳の時に新規就農して以来、市場のニーズを調べながら生産品目を定め、検証を繰り返しつつ、「おいしい野菜」を作るための試行錯誤を続けてきました。また、農業を続けるうえで直面する人材不足、規格外品の廃棄といった問題についても正面から取り組み、持続可能な農業への道筋を切り拓いてきました。就農から17年でたどり着いところに売る」という考え方は、「儲かる農業」を実現する大きな可能性を秘めています。成功する農業の実現に必要な視点と実践について、カマタ農園の取組みを探りEditor's Pickマーケティングを重視し、マーケティングを重視し、6次産業化にも活路6次産業化にも活路たぐり寄せた「儲かる農業」への道筋たぐり寄せた「儲かる農業」への道筋

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