料理と合わせたパンの食文化を提案て販売されており、その理由は、「お客様と直接コミュニケーションを取りながら、それぞれのパンがどのように作られているかを理解してもらいたいから」と言う。だから、小さな子どもを持つお母さんや、健康に気を遣う人を中心に根強いファンに支えられている。長年、石窯を使ってパンを焼き上げてきた柿沼さんだが、現在新たに挑戦してみたいことがあるという。それが、薪窯(まきがま)でのパン作りだ。石窯では220〜230℃の温度で焼くのに対し、薪窯は300〜400℃まで温度が上がり、薪を取り除いた後の残熱で焼くという。その後温度が落ちていくところでソフト系のパンを焼くことができます。薪窯で焼くと独特の香ばしさや風味が生まれ、石窯とはまた違うパンが出来上がるんです」といきいきした表情で語る。現在は薪窯を導入する場所を探しているところで、ま「高温の間にハード系のパンを焼き、なく、小さくてよいから細く長く続けること。そしてお客さんを裏切らないことをたたきこまれました。その教えがあったからこそ、その後長くパン屋を続けることができたと思っています」と語る。2006年に独立して名古屋市内に店を開き、2012年に現在の場所に移転した。新しい店舗には、ガラス張りのテラス席をイートインスペースとして設け、ランチの提供を始めた。「うちで提供しているパンは、チーズやバターなどをつけて食べるスタイルで、料理と合わせるとそのおいしさがより映えます。そのスタイルを提案する場としてイートインスペースを設けました」。取材に訪れた日は、カボチャとトマトのカレーポタージュ、ゴボウと水菜のサラダ、サツマイモのマッシュと紅玉のコンポートなどが色鮮やかにプレートに盛られていた。聞けば、糀なども隠し味に使い、発酵の食文化を伝える役割も果たしているという。料理を担当するのは妻の幸子さん。柿沼さんの少し後に渡独し、製パンと製菓のマイスターを取得。店に並ぶ焼菓子は幸子さんの手によるものだ。また、店頭に並ぶパンはガラスのショーケースに入れずは現在作っているハード系のパンを焼いてみて、その後、薪窯に合ったソフト系のパンについても商品開発を進めていきたいと考えている。「昔ながらのシンプルな作り方、焼き方でこそ自分の腕がさらに試されます。その緊張感を楽しんでみたい」。素朴で誠実な語り口からほとばしる探求心はまさに職人そのものだ。株式会社Meisters Backstube酵母液の配合には細心の注意を払う27販売時の対話を重視してパンはショーケースに陳列している事業内容 /パン製造業〒464‐0025愛知県名古屋市千種区桜が丘58TEL:052-781-3353https://meistersbackstube.wixstudio.com/mysite彩り豊かなランチ
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