Plusone651
25/36

真空加熱が生み出す味で高い評価直接配送から得られる声を改善に生かす達しています。私たち夫婦の年齢(62歳、69歳)を考えると、今から大きな設備投資をするのはリスクが大きいため、これからは欲張ることなく、今のお客さんを大切にしながら維持していきたい」と三山さん。得意先ごとに貼るラベルシールのデータは遠方に住む娘さんが作成してくれるという。応援してくれる娘さんやお孫さんの存在も仕事の大きな励みになっているようだ。献立のメニューは、管理栄養士が、栄養バランスと、毎日食べる人のためのバリエーションを考えて作成している。調理の味付けは、かつお節、昆布、醤油、砂糖、本みりん、酒のみで、添加物は一切使用しないなど、安全・安心なメニューづくりにもこだわっている。工場で調理した食品は、急速冷却で温度を約2℃まで下げる。その後、真空包装し、冷凍する。「真空包装後は一切人の手が触れないので衛生面でも優れています。また冷凍することで作り置きができるので、従業員さんには土、日完全に休んでいただけることもありがたいです」。温かい献立は、85℃で15分以上加熱して食べるように提供する。「真空状態で加熱することにより、低塩分でも味が染みこむので、料理がおいしくなるんです」。価格は、朝・昼・夕の副食セット(主菜、副菜で3種類)を、朝食220円、昼食340円、夕食340円の1人1日900円で提供する。「施設内で調理を行う給食業者を使う場合と比べれば、人件費、水道・光熱費などを大幅に抑えることができます。簡単で、安く、しかも安心でおいしい点を説明して提案しています。納入先の施設さんから、おいしくなってご飯を残すことが減ったと聞くとうれしいですね」と三山さんは語る。現在は従業員9名が工場での仕事に従事。調理、冷却、冷凍、保管までの業務を役割分担しているが、同業者との最大の差別化は三山さん夫婦が週3回、車で直接、各施設に配送している点だ。「配送時に施設の方とコミュニケーションを丁寧にとることを大切にしています。感想や要望、ときにはお叱りを受けることもありますが、それをもとに味付けを変えてみたり、メニューやサービスを新たに加えていくことで改善を図ってきました。そうした積み重ねが各施設との信頼関係の構築につながっています」。昨年は大口の納入先との取引が一区切りとなったが、昨年末からこの春にかけて新たに10施設以上の納入先が加わり、現在は約25施設に1日計500食を提供している。ただ、「調理施設も冷凍施設も、もう手一杯になってしまっているので、そろそろ限界に株式会社アトム食品に配送先の情報が印刷されたラベルを貼る作業真空包装した食品を保管する冷凍庫25調理した食品は真空包装して保管する事業内容 /一般土木建築工事、食品加工業〒496-0014愛知県津島市金柳町神様田28番地TEL:0567-31-4011FAX:0567-31-4021https://www.c-atom.jp

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る