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痛風は、ある日突然、足の親指の付け根などに激痛と腫れを起こす病気です。発作が治まっても油断は禁物。尿酸値が高いまま放置すると、関節の破壊や腎障害、心血管の疾患リスクにつながるため、早期からの適切な管理が重要です。痛風「痛風」とは、血液中の尿酸値が高い状態が続き、溶けきれなくなった尿酸が結晶化して関節に溜まることで、突然激しい炎症が起きる状態を指します。尿酸値が高い状態そのものは「高尿酸血症」、その結果として痛みが出た状態は「痛風発作」と呼ばれます。最も多い症状は足の親指の付け根の激痛です。真っ赤に腫れ上がり、靴下を履くことや歩くことすら困難になります。発作自体は鎮痛剤の服用によって1週間ほどで治まりますが、痛みが引いたからと高尿酸の状態を放置すると、発作を繰り返し、結晶によって関節が破壊され、変形を招くおそれがあります。また、痛風で恐ろしいのは痛みだけではありません。過剰な尿酸が腎臓に溜まると、「腎硬化症」や「尿路結石」を引き起こすトリガーとなります。腎臓は一度機能が損なわれると治療が困難な臓器の一つで、進行すれば週3回、1回4~5時間を要する人工透析が必要となり、社会生活に甚大な支障をきたします。さらに高尿酸血症は動脈硬化の危険因子でもあり、心筋梗塞や脳卒中のリスクを確実に高める非常に恐ろしい症状です。痛風は圧倒的に男性に多い病気ですが、女性も閉経後は尿酸排出を促すホルモンの分泌が低下するため、数値が上昇しやすくなります。高尿酸血症を指摘された人は、レバーなどの内臓類やサンマ・鶏肉などプリン体の多い食事、また種類を問わずアルコールの摂取は発作の誘因になり得るため、意識して控えることが重要です。特に夏場は痛風発作が増加する傾向があります。その理由は、発汗による脱水で尿酸の排出が滞りやすくなるうえに、尿酸値を上げやすい食事の機会も増えることが発作の引き金となるためです。尿酸値が高くなる理由は食生活だけでなく、「体質」も大きく関係します。主に、尿酸産生過剰型(体内で作られすぎる)、尿酸排泄低下型(体外に出にくい)、混合型(両方)の3タイプに分類されますが、排泄低下型が最も多いとされ、尿酸排泄能低下、インスリン抵抗性、高血圧などが排泄を妨げる要因となります。昨今は非常に優れた治療薬が開発されてきており、少量でよく効くため、副作用を抑えつつ1日1回の服用で数値をコントロールできる薬も登場しています。自覚症状が出た時には、すでに後戻りできない状態であることも少なくありません。健康診断で尿酸値を指摘されたら、将来の自分を守るための「武器」として、早期に適切な治療とコントロールを始めることが重要です。堀 浩一朗先生堀内科クリニック(東京都台東区)18第29回“痛み”だけでなく、関節の変形や“痛み”だけでなく、関節の変形や腎臓疾患にもつながる怖い病気です。腎臓疾患にもつながる怖い病気です。健健康康相相談談室室

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