Plusone650
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―7   国は常識がないと言っても、向こうから見たら日本が常識がないと考えているかもしれない。個人も同じで、自分の正義が本当に正しいのかわからなくなってきて「正論ババア」を返上しました(笑)。何か変わったきっかけはありますか。すごくちっちゃいことなんですけど、高速道路で隣の車線のクルマを前に入れてあげた時に、ハザードランプをピカピカやってありがとうの気持ちを伝えますよね。私は1回でも点滅させれば感謝は伝わると思っていましたが、一緒に乗っていた知り合いは「1回しかピカをしなかった」とめちゃくちゃ怒っていて、私にはその感覚がなかったのでびっくりしました。こういう基準も人によって違うわけじゃないですか。じゃあ、自分の正義って何だろうとかまた考え込んでしまって。でも、夜、お酒を飲んじゃうとそんな小さいことは忘れて、どうでもよくなるんですけどね(笑)。―あさこさんのお酒好きはよく知られていますが、どれくらい飲まれるんですか。「神が許す限り」と言っています (笑)。今日は1時間しか飲めないと相手に言われたらビール数杯で終わるし、神が許してくださればずっと飲んでいます。ただ、舞台公演の前だと1か月くらい飲まないし、そういう自然休肝日もあります。健康診断は必ず行くようにしていて、お酒に関する数値はいつも正常範囲なので、アルコール分解能力も神様がくれた贈り物と感謝しています。―最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。とにかく「あなたは一人しかいない」のだから、心身ともに健康でいてほしい。もし“一人”だと思っても、コンビニに行けば「ありがとうございました」と言われるわけで。よく見たら、よく考えたら、周りにはたくさんの人がいるんですよね。どうか自分の本能のままに。何か新しい発見があるかもしれません。例えば、普段歩いている道でも、視点を変えれば、身近な所にまだ知らない新鮮な発見があります。先日、近所を散歩していたら、木の上でピーピー鳴いている見かけない鳥がいました。ズームで写真を撮って見たら、絵に描いたようにくちばしを開いていろんな方向に一生懸命鳴いていたんです。その姿に「頑張ってるなぁ」とちょっと笑えました。本能でふと興味を持っただけなんですけど、こんな新しい発見があると嬉しくなることに、55歳になって気づけて良かったです(笑)。いとう あさこお笑いタレント1970年東京都生まれ。89年私立雙葉高等学校卒業。97年お笑いコンビ「ネギねこ調査隊」を結成。2003年コンビ解散後ピン芸人として活動し、レオタード姿で漫画『タッチ』のヒロイン浅倉南に扮して独身女性の悲哀を叫ぶ自虐ネタでブレイク後、テレビ、ラジオ、舞台を中心に出演多数。現在、『世界の果てまでイッテQ !』『ヒルナンデス!』『上田と女が吠える夜』『トークィーンズ』などのテレビ番組、『大竹まこと ゴールデンラジオ!』、『ラジオのあさこ』などのラジオ番組にレギュラー出演。著書に『あぁ、だから一人はいやなんだ。』( 幻冬舎 )など。マセキ芸能社所属。

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