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外気温が下がると、体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。その結果、皮膚表面の血流が低下し、細胞へ酸素や栄養が届きにくくなります。それにより肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)の質が低下し、肌のバリア機能を担うセラミドなどの細胞間脂質や、角層のうるおいを保つアミノ酸などのNMF(天然保湿因子)成分が十分に成熟しない状態になります。つまり、肌冷えによる血行不良こそが、肌の保湿力低下と外的刺激への弱さを引き起こしているのです。冬の室内は暖房で湿度が20〜りません。湿度が低い環境では、肌の水分蒸散が増え、乾燥による微小な炎症が起こりやすくなります。さらに、乾燥した環境下では、肌内部で活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素は細胞にダメージを与え、バリア構造を壊すだけでなく、肌の炎症も引き起こします。その結果、「目に見えない炎症=マイクロインフラメーション」が持続し、肌の代謝がさらに鈍化していくのです。代謝が低下した肌は、角層が厚く硬くなり、水分を抱え込みにくくなります。保湿剤を重ねてもなじまない、化粧ノリが悪い…そんな状態は、まさに代謝低下のサイン。「冷え→血流低下→活性酸素増加→炎症→代謝低下→乾燥」という悪循環が、冬の肌荒れを繰り返し引き起こしているのです。根本から肌を立て直すには、まず“温める”こと。入浴やホットタオルで血流を促し、細胞の代謝をサポートしましょう。ビタミンC誘導体、フラーレン、アスタキサンチンなどの抗酸化成分は、活性酸素を除去し、微弱炎症の抑制が期待できます。また、炎症が起きやすい肌には、グリチルリチン酸2Kやアラントイン配合の薬用化粧品、CICA(ツボクサエキス)やハートリーフ(ドクダミエキス)といった植物由来の抗炎症成分もおすすめです。けでなく、「水分を逃がさない仕組み」を育てることも大切。ワセリンやシア脂、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルなど、保護膜として働く成分が配合された乳液やクリームで、肌のうるおいを守りましょう。したい方は、セラミド成分が配合されたアイテムもおすすめです。く、“肌のめぐり”の低下が根本原因。る食事やスチーム式加湿器の活用、軽い運動など、日常の中で血流と代謝を整える工夫を取り入れましょう。かに乗り切る鍵です。冬のスキンケアは「水分補給」だ少し高価な化粧品にもチャレンジ冬の乾燥は単なる水分不足ではなスキンケアだけでなく、体を温めめぐりの良い肌こそが、冬を穏や① 肌を温める②抗酸化・抗炎症ケアで守る③うるおいを守る保湿④冬の肌を守るには冬のスキンケアのポイント“温める×抗酸化・抗炎症×保湿”肌が冷えると、バリア機能がゆらぐ湿度低下が招く酸化ストレス代謝低下が乾燥肌の原因に「冬の乾燥」PROFILE一般社団法人美容科学ラボ代表理事。物質工学修士。専門学校講師やオンラインサロン運営、美容メディア監修、SNS発信を通じて「科学的根拠のある正しい美容知識」の普及活動に努める。MAQUIA(集英社)、an・an(マガジンハウス)、『世界はデータでできている』(TV東京)などメディアに多数出演。30%台まで下がることも珍しくあ  29「保湿しても乾く」「肌がどんよりくすむ」「ごわつきが気になる」など、保湿ももちろん大事ですが、見落とされがちなのが、“ 肌冷え”と“ 肌ストレス” 対策。今回は、冬の乾燥を長引かせる原因と対策について解説します。冬は肌の悩みが増えるシーズンです。第17回理系美容家 箱崎 かおり

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