次回は後編として、プレゼンテーションの極意をお届けします。なんですね。ガンガン拳を出して言うこは人の話はあまり興味ないけど、自分の話はすごく聞いてほしいんですね。べるよりも、相手がしゃべりたい話題を見つけて話してもらえば、自分が何を話そうかなんて考える必要はないということです。互いに順番を待って話すのが雑談だと思っているかもしれませんが、私は「会話=質問」だと思っています。「へえ、それでどうしたの?」と、全身を耳にして“訊く”ことで、相手はどんどん話しやすくなります。でも誰とでも、もう何時間でも話していられるはず。自分が何を話そうなんて考える必要はなくて、相手をヒーローインタビューのヒーローだと思って、いろいろな話を訊いてあげると、一生懸命しゃべってくれます。それで面白い話題が見つかれば、自分もそこに乗っていけばいいのです。だから、雑談のコツは自分のことをしゃ相手が話して、「それなら、私は…」と、上手に質問ができるようになれば、いつ組織においても雑談力は大事です。昭和から令和へとコミュニケーションの仕方が大きく変わってきている中で、いまだに日本の会社は、昭和的な上意下達形式で動いているところが少なくありません。昔みたいに上司がパワーを持っているわけではないし、常識も変わってきているのに、そこがアップデートできていないのです。まず、上から下に命令して、下は上に「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」するみたいな一方通行の関係では人は動かないことを自覚することです。組織がフラットになってきた現代では、お互いのリスペクトが大切。相手と自分が同じ会社の仲間であるという信頼関係を築いていく上で、雑談は潤滑油になっていきます。相手が何を求めているかはその人の話を聞きながらわかっていくもの。話が上手な人は、話を聞き出すのが上手な人とを聞かせようとするのではなく、自然と懐に入り込みながら、「この人いい人だな」「この人と一緒に働きたいな」と思わせるような人が、話し上手ないい上司と言えるのです。中小企業の場合、創業社長がビジョンを持っていて、社員を引っ張る力があって、それで成功しているケースが多い。でも、創業社長から事業継承した後の経営者ってなかなか難しいですよね。その場合、「教官型」ではなく「共感型」のコミュニケーションをやってうまくいっている会社がたくさんあります。つまり、創業者である「教官型」のやり方を受け継ぐのではなく、みんなで一緒にやっていこうという「共感型」に変えていけば、トランスフォーメーションできる可能性が増します。創業者のようなカリスマ性がないのに、同じ振る舞いをして失敗してしまうケースはたくさんあるような気がします。「説得とは敵を作らず、自分の主張を通すこと」というニュートンの言葉が気に入っています。敵を作らずに相手が自分の思い通りに動いてくれたら、それが本当の説得だと思うんです。無理にやらせるよりは「気がついたら言われた通りにやっていた」という状態が理想的です。「これ何とかしてね」と抽象的に頼むのではなく、「これは何が問題だと思う?」→「ここが問題だと思います」→「じゃあどうする?」→「それならこうします」→「ではそれでお願いね」と持っていけばいいのです。「あなたが自分で考えたんだから、それでやってみようよ」となれば、自分でコミットしたことを相手が実行してくれるのです。教官型から共感型へ変わるトップの役割人は自分で考えれば、自ら動く雑談は人間関係の潤滑油 POINT POINT POINT なぜか好かれる「人前での話し方」なぜか好かれる「人前での話し方」岡本 純子(著) 東洋経済新報社岡本 純子(著) 東洋経済新報社31【著書紹介】06 05 07
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