人間力と技術力で外壁塗装の道を極める付けていたものの、初めの数件は他の現場の応援の仕事だった。「応援に行った先の会社から、吉田はええぞと思ってもらえるかどうかで、その後の仕事につながると思っていたので、毎日、運転して帰るのがやっとというほど、精魂尽き果てるまでがむしゃらに働きました」。その丁寧できびきびとした仕事ぶりで信頼を勝ち得て、晴れて直接下請け仕事をもらうことになった。それ以降は安定的に仕事を得るとともに、徐々に大規模な現場を任されるようになっていく。それは元請けからの信頼の証でもある。「大規模マンションは工期が長く、戸数が大規模マンションの修繕塗装を主に手掛ける勇真工業。取材に訪ねたのは、京都市内に建つ7階建総戸数254戸のマンションの塗装工事を行っている現場だった。マンションの周囲は足場で覆われ、共有部分の廊下、各住戸のバルコニーの壁や天井、手すりなどを塗装していく。塗装には、下塗りから仕上げまで5つの工程があり、定められた戸数ごとに1日1工程を1週間(平日の5日)で進めていく。現在携わっている現場は5月に塗装工事が始まって、年内いっぱいまで8か月の工期を予定している。高校を中退した後に建設業の道に入り、19歳で結婚、2人の子どもをもうけた代表の吉田和之さん。その後、塗装業を経て、妻の父親が営む板金業に身を置いたが、離婚とともにその会社を離れた。再婚を機に、かつて腕を磨いた塗装業の世界に再び身を投じた後、35歳の時に独立の道を選んだ。そこで面倒を見てくれたのが、かつて勤めていた塗装会社の社長だ。「地元の草野球仲間でもあり、ことあるごとに目をかけてもらっていた」という。独立時に、その社長から塗装工事の仕事を発注してもらう話は取り紆余曲折を経て、塗装業で独立難しい大規模マンションの現場で実績を積む代表 吉田 和之さん厳しくも優しい人柄で、職人集団を率いる勇真工業24東京堺
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