プロフェッショナルを束ねる宇宙ビジネスコーディネーター取材日は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の種子島宇宙センターから戻ってきたばかりだったという株式会社ゼルフィス代表の泉裕行さん。聞けば、現在はH3ロケットエンジンの燃焼試験設備保全の技術支援に携わっているという。ロケットの燃料系に関するエンジニアリングに関わってすでに30年を超えており、「宇宙ビジネスに関わることであれば、どこにどんな技術を持った人がいるかをおおよそ把握しています。そうした専門家を束ねてプロジェクトを組み、目的を成し遂げるのが私の役割」と語る。学生時代はミュージシャンを目指し、いずれは小説を書いたり、映画を撮影したりしたいと考えていたアート系の素養を持つ。大学卒業後は商社で営業を経験した後、設計会社や工業用ガスメーカーに勤めた。液化ガスなどを供給するそのメーカーが極低温・真空技術を生かし、ロケットのエンジン性能を実証する試験設備の開発に携わっていたことから、宇宙ビジネスへと足を踏み入れていくことになる。その後も「面白いことがあればつい首を突っ込みたくなる」という性格から、半導体、軍艦などさまざまな分野のプラント設計で経験を積んでいった。そこで築いた人脈を生かし、2005年には自分でエンジニアリング会社を立ち上げた。設計開発の人材を社員として抱え、多様なプラントの設計、施工を手がけたが、しばらくして経営が行き詰まることになる。「政権が代わった頃のことです。当社で手がけていた案件も事業仕分けの対象となり、先手を打って発注していた材料が過剰在庫になり経営を圧迫しました」。理を余儀なくされたが、そこでへ種子島宇宙センターと大阪を行き来する日々 宇宙ビジネスに関わり続ける原点30人の社員を抱えた会社は整代表取締役 泉 裕行さん 泉さんにとってのホームグラウンド、種子島宇宙センター内 エンジンテストスタンド株式会社ゼルフィス22東京堺
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