せめて感性では常識を疑いましょうしゃべりを弱体化させたSNSの台頭対面で話し合うことの素晴らしさを伝えたいいるんです。自分の中の固定観念、常識ををしています。我々は社会的な動物としプロレス実況を終えてからは某テレビ局でF1の実況を7年間やらせてもらいました。そのテレビ局にはお世話になったのですが、今、時代の変わり目でいろんな価値観が揺らいでいます。オールドメディアと言われるテレビの問題が浮き彫りになりました。一つ思うのは、隠ぺいするとか秘しておく時代ではなく、透明化を図ってあからさまに言うべきことを言わなければいけない時代になったということです。あいまいなままでは済まないんです。「楽しくなければテレビじゃない」という時代では是だった時の余韻をいまだに引きずって疑って捨てていかないと新陳代謝はできません。今日は「常識を疑え」という演題で話て生かされていますから、法律やエチケットは守らなければいけません。だからこそせめて心の中では、非常識でよいと思っています。例えば僕はトレーニングジムの会員になった時、せっかく会員になったのだから、休日は体を鍛えようと、家からジムまで車を運転して行きました。駐車場に車をに入れて、トレーニングウェアに着替えて、エアロバイクに乗って40分漕いでいた時にふとバカらしくなってきました。わざわざ車を出して、止まっているバイクを漕ぐんだったら、てしまったために目立ちません。僕は「銀メダルをもっと盛り上げる会」の会長になです。借りてきた言葉を組み合わせてい一人の高齢女性に向かって「おばあちゃん!」と話しかけるのです。全員に向かって、「皆さん!」と話しかけても、聞いている方のしかけると、周りにいる人も興味を持って家からジムまで自転車に乗って往復すればいいじゃないかと。パリオリンピックが去年開かれましたが、観るたびに不思議に思うことがあります。なぜ金メダリストばかりがもてはやされるのかと。銅メダリストも敗者復活で見事に返り咲いて、よく頑張ったと言われる。でも銀メダリストは決勝戦で負けて終わっりたいと思ってるんです。こういうのを考えるのが楽しいんです。僕は言葉を生なりい業わにしています。高度な言語を操るのは人間だけです。でも今、そのしゃべりが弱体化しています。大体、今の政治家はしゃべっていることが意味不明るだけで中身がない、貝殻なんです。その点、田中角栄元首相のしゃべりの力はすごかった。街宣車の上でマイクを持った瞬間、緊張感はありませんが、一人に向かって話耳を傾けてくれるんです。SNSの台頭がしゃべりをさらに弱体「あいつら」に分断され、ケンカが起きてし味を伝えるだけでなく、きめ細やかで繊細なニュアンスを含んでいると思います。例えば、きつい言葉をかけられたとしても、的な表情で言われれば嫌な気分になり気持ちを察したり、感情を探ってみたり、くみとりながら、総合芸術のようにやり化させています。SNSでも会話はしているのですが、あれはトークではなくて文字のやり取りなんです。すぐケンカになるからスタンプや絵文字でごまかそうとします。この頃はポイントリーダー症候群と言って「…」を付ける人が多い。断定を避けて、逃げを打っているんです。(笑)もよく使われます。また小さなスマホの画面でしゃべっていると、匿名で攻撃的になってしまいがちです。小さな仲間内のカプセルの中では、自分の意見に合う主張ばかりが出てきます。それがさらに加熱すると、「私たち」とまうのです。言葉をしゃべるということは、単に意そこに好意的な表情が加わればいい気持ちになるし、同じ言葉でも別の人に否定ます。人間は言葉の意味だけを探り合って会話をしているのではなくて、言葉の肌触りを含めて受け止めているのです。だから会話をするということは、相手の言葉の強弱を感じて忖度したり心情を合っているのです。固定電話をかけていた時代に、相手が受話器を取るまでの「トゥルルルル」という音の部分と間まの部分でどちらが長いかわかりますか。音の方が長く聞こえるようなものが宿っています。その典型がラジオのしゃべりです。その間の取り方がうまいのが安住紳一郎さんです。間の時間を使っているんです。しゃべりっていうのはコミュニケーションであり、相手の足らざるところを補填して成り立っているということを覚えておいてください。最近は“文春砲”が影響力を持っています。そこで取り上げられた男女のやり取りには、それぞれにストーリーがあり、第三者としてその場を目撃すると、真実や真理は一つでも、事実はいくつも混在するものです。だから、どちらが良いとか悪いとかではなく、僕は半信半疑が一番だと思います。人はすぐに二者択一や、二項対立にしてしまいがちですが、どちらでもないと思うんです。だから、まず自分の心の感性が錆びついていないかと疑い、「心のオールドメディア」や「心の既緩和をして非常識に生きようと思っています。に思いがちですが、間の方が長いんです。それぞれ1・5秒と2秒です。間には大事て、聞いているリスナーは心でしゃべり返しそこにもう一つのストーリーが生まれます。得権」を取り払う。そして、感性の規制7
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