Plusone644
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佐藤 佐藤 佐藤 つなぎ、新しい信頼関係をつくる代替わりしても取引をていると聞いています。佐藤社長が事業承継で最も大切にしていることは何ですか。ても褒めてもらえます。その一方で、後継者というのは何をやってもなかなか褒めてもらえないので、やはりメンタル的に辛いところがあって、私もいろいろなプレッシャーをかけられました。でも、先代の頃は、他の醸造所に原酒を供給する「桶売り」が中心だったのを、私は自社ブランドを作り出すことに力を入れたので、先代と比べられることはなかったです。次の代は、また私とは違うこ7 とをしていかなければならないのでちょっと大変だと思います。だから、息子が跡を継ぎたいと言ってくれてほっとしたし、お酒は世の中の要求によって変化するものなので、将来、どんなお酒の世界になるのか見当もつきません。彼の今後の活躍を心から楽しみにしています。橘 思いますが、佐藤社長はいつ頃と考えて創業者というのは何をやっ事業承継はタイミングも大切だといますか。遠くない時期にと考えています。ただし、私が事業承継する時は、これまでの取引は一旦終了すると特約店さんには伝えています。なぜかというと、たとえ親子であっても、代替わりしたら改めて1対1で信頼関係を築くことが、飲んでいただく方に対する責任だと考えているからです。これから佐藤酒造を担っていくのは五代目ですから、そこで信頼関係ができるかは本人次第です。それをいい加減にやって、 お父さんは一生懸命がんばっていたけれども、息子さんはやる気がな事業承継税制などを考え、そうくて何もしないなんてことになってしまっては、飲んでくださるお客様に申し訳が立ちません。橘 親から子へ、子から孫へと、蔵元を代々つないでいくのも大変だと思いますが、やはり企業なので、経理や税務なども重要です。佐藤社長はご自身でやられていますか。もちろん自分でできたらいいのですが、そこは、3年先、5年先に変わる税制まで視野に入れて提案やアドバイスをしてくださるプロの方にお任せするのが良いと考えています。本業以外に自分のリソースを使うのはもったいない。「餅は餅屋」じゃないですが「酒は酒屋」です(笑)。自分は自分のやるべきことをやって良い焼酎造りに力を注ぎ、相談に乗ってもらえるプロのパートナーがいれば、そちらにお任せするのが経営者としては王道だと考えます。その意味ではティグレさんのお力を借りる機会もこれから増えてくるかもしれませんね。橘 私たちのリソースで、佐藤酒造の新たな挑戦に少しでも貢献できるならとても嬉しいです。本日はどうもありがとうございました。選び抜かれた「コガネセンガン」から生まれる「佐藤」の芋焼酎1966年鹿児島県生まれ。東京農業大学醸造学科卒業。東京のソフトウェア開発会社勤務を経て、1989年佐藤酒造有限会社入社。杜氏の片平康男氏から焼酎造りを学びながら、自社商品の開発・営業に励み、1991年に「白麹仕込 佐藤」を、1993年に「黒麹仕込 佐藤」を相次いで発売。同社の代表的な銘柄として育て上げた。2002年代表取締役社長就任。ゴルフ、釣り、バイク、クルマ、海遊びなど、多彩な趣味を持つ。佐藤 誠 (さとう まこと)佐藤酒造有限会社 代表取締役社長SPECIAL

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