Plusone644
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声を拾い、評価することを社内でも徹底創業から10年、新たなステージへえることからその日の温度、湿度などのデータと照合して原因を突き止め、提示することもある。「メーカー様の製品が顧客満足度1位を取られると、そこに貢献できたのかなとやりがいを感じます」。現在、従業員は13人にまで増えた。リモートワークが基本だが、従業員とのコミュニケーションを頻繁に取るようにし、収益状況や、新しい取引先ができた時の事業背景、狙いについても丁寧に説明するようにしている。それは、すべての情報を共有したうえでそこから改善点を見出す、という同社の事業の手法に通じるところがある。毎年、社内の主要メンバーにて西川氏の評価を行い、その評価をもとに翌年の西川氏の年収が決まる仕組を設けている。ボーナスについては従業員の平均値をベースに相対的に決まるため、従業員の平均ボーナスを下回る可能性もあるが「今のところそれは一度もありません」と西川さん。「事業の収益は、従業員全員が取り組んだ成果なので、それぞれがどう評価しているかが大切なことであり、評価する責任も伴います」と制度のメリットを説く。「何より通常であれば、『社長、がんばってますね』と声をかけてもらうことはないので、自分への評価が目に見えて分かることで、私自身のモチベーションにもなっています」と笑顔を見せる。当初取り組んだ顧客の声を分析し提案する事業は、大手事務機器メーカーにとって重要な事業であることが認識され内製化されたことに伴い、手が離れた。現在はその事業を他のメーカーにも提案していこうと考えている。また、膨大な量の問い合わせを分析し、情報を仕分けする事業の強みを活かして、現在はFAQ事業の業績も伸ばしつつある。FAQは、よくある質問とそれに対する回答をあらかじめ用意しておくことで、問い合わせ作業の効率化に寄与する。そこでも膨大な量の問い合わせを分析し、情報を仕分けするという仕事の基本は変わらない。現在は民間事業者だけでなく自治体からも受注を増やしている。昨年で創業から10年の節目を迎えた。「スポット(短期)でお金を稼ぐことと、長く細く稼いでいくことは別物。後者の糸口をいかに見つけていくかが今後のテーマ」と語る西川さん。現在温めている事業が社内教育支援だ。「メーカー様の場合、現場の技能者の高齢化が進んでおり、製品を修理する技術を継承する支援ができないかと考えています」。熟練技能者から若手技能者に技を伝える研修のアンケート結果をもとに、教育カリキュラムの改善につなげていこうというアイデアだ。「しっかりと言語化できれば、カリキュラムを作る側にも回れると思っています」。創業続く。シンガーソングライターを目指していた経歴も持つ31株式会社trilend(トライレンド)事業内容/データ・テキストマイニング代行、WEBコンサルティング、コールセンター運営支援〒146-0082東京都大田区池上8‐24-8TEL : 03-6715-0381FAX : 03-6715-0382https://trilend.co.jp/ 事業内容を紹介する自社サイトの画面11年目。次の一手を見据えた挑戦が

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