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「肺炎マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ感染症)」は、発熱に伴い乾いた咳が出る症状が特徴の感染症です。特に子供や若者の間で広がりやすく、数年おきに流行を繰り返します。2〜3週間の潜伏期間があるため、集団生活の中で軽い咳症状を放置すると感染が拡大し、重篤化する恐れがあります。持たない人が増えています。この結果、感染のリスクが高まり、特に若年層を中心に大規模な流行が起こりやすい状況が続いています。感染後、潜伏期間が2〜3週間あるため、兄弟姉妹など身近な人に感染した人がいる場合は、早めの受診がおすすめです。マイコプラズマ感染症の予防策として、以下の3つを心がけましょう。人はマスクを着用することが重要です。飛まつをマスク内に留めることで、周囲への病原体の拡散を抑えることができます。②換気の徹底室内の空気を入れ替えるため、定期的な換気も予防に有効です。特に複数の人が集まる場所では、窓を開けるか、空気清浄機を利用第22回肺炎マイコプラズマ感染症マ① マスクの着用イコプラズマ感染症は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌が引き起こす感染症です。一般には乾いた咳と発熱を主な症状とし、時に肺炎を引き起こすこともあります。「マイコプラズマ=肺炎」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも肺炎に至るわけではありません。むしろ、その手前の軽度の呼吸器感染症の段階で留まることも少なくありません。しかし、約一割の患者、特に免疫力が弱い場合には症状が悪化し、肺炎に進行することもあります。また、まれに中耳炎や肝炎、膵すん炎、心筋炎、脳炎、ギランバレー症候群などの合併症を引き起こすこともあります。軽症の場合、多くの人は自然治癒で回復しますが、抗菌薬による投薬治療をすることもあります。流行年によっては薬への耐性菌が出いえ現することもあるため、治療の際は医師による継続的なフォローのもと、適切な薬を選択していく必要があります。マイコプラズマ感染症は3〜15歳の子供や若者の間で特に多く見られ、患者の約8割がこの年齢層を占めています。感染は飛まつによって広まるため、特に学校や幼稚園、保育園などの集団生活の場で急速に拡大します。昨今、マイコプラズマ感染症の大流行が懸念されています。通常、一度感染すると2〜3年は免疫が持続するとされており、過去にはオリンピックの開催年に流行が見られる傾向もありました。しかし、新型コロナウイルスの影響で外出や集団生活が制限され、過去数年にわたりマイコプラズマ感染症にかかる機会が少なくなったため、免疫を咳せエチケットとして、症状がある き  ※QOL:Qして新鮮な空気を取り入れることで、空気中の病原体の濃度を下げ、感染リスクを軽減する効果に期待できます。③適切な加湿菌が拡散しやすくなるため、室内の湿度を50%前後に保つことが重要です。特に冬場には加湿器などを利用することで、呼吸器の乾燥を防ぎ、感染のリスクを低減しましょう。常な大流行となっています。肺炎まで至らずとも、咳は日常生活に支障を来し、Q※OLの低下につながります。集団生活を取り戻しつつある今だからこそ、今一度、感染対策を見直してみましょう。乾燥した環境ではウイルスや細今季、マイコプラズマ感染症は異uality Of Life 日常の生活の質のこと(東京都港区)22健健康康相相談談室室時田 章史先生クリニック ばんびぃに 肺炎へ進行する前に、肺炎へ進行する前に、感染予防に努めましょう。感染予防に努めましょう。

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