Plusone642
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後編ウォーキングは、かかとから足の指への重心移動なので、ふくらはぎとすねの筋肉を均等に鍛えて均衡を保つとよいでしょう。そこで、つま先立ちとかかと立ちを交互に行うトレーニングがお勧め。最初やりにくければ、お尻を少し出してもいいけれど、ポイントは膝を曲げないで動かすこと。毎日続けていくと、ふくらはぎとすねの動きが良くなり、ウォーキングも楽になっていくはずです。1靴幅ひとつ分足を開いて、足先を真っ直ぐにして手を軽く握り、つま先立ちをして手を後ろに回します。肩こりがある場合はこの肩回し運動が最適。両脇を閉じて左右の肩を交互に後ろに回します。肩を回すというと、大体肘を開いてしまいますが、肩がこるのは首や背中の筋肉が固まっているせいなので、肘を開くと関節を動かしているだけになって効果がありません。だから、脇を閉じて肩甲骨を動かした方が、背中の筋肉がほぐれるのです。前号では、歩数を稼ぐためにわざわざウォーキングに出かけなくても、歩き方を正しく、颯爽と歩けば姿勢が良くなり、効果的な運動になるというお話をしました。そこで今号も、「美歩家」として活躍する真輝ヴェリテさんに、実践的なウォーキングのノウハウと、ちょっとしたテクニックをレッスンしていただきます。 2次にかかと立ちで手を前に。①〜②を10回くらい繰り返します。ふらつく人は壁や椅子に手をついてもよい。膝を曲げないことが大事。まちがった歩き方でたくさん歩かない方がいい    足の爪は「スクエア カット」に整えるスペシャル講座私は正しく歩くウォーキングを教えることで、一人でも多くの方に健康な毎日を送ってもらいたいと願っています。でも中には、「私は普段から1日1万歩歩いているので、わざわざ歩き方なんて習う必要はありません」と言う方もいらっしゃいます。でも、高齢者の集まりなどに行くと、普段たくさん歩いていると言う方がよくおっしゃるのは「膝が痛い」「歩くのが辛い」といった言葉。つまり、健康のために歩いているはずなのに、足が痛くて歩けなくなったと言う人が少なくないのです。毎日自分の足を見ていますか?触っていますか?ご自身の体に感謝していますか?健康のために毎日たくさん歩いても、歩き方がまちがっていたら、その分、余計に体に負担がかかって足を痛めてしまうことも多いのです。多くの人は足の爪を切る時、伸びた白い部分を全部切ってしまいます。でも歩く時は、最後に足指をしっかり曲げて指先までしっかり乗り込むことが大切なので、爪の先が短いと乗り込みがしにくくなります。そこで、足の爪は角を残して四角に切るのがよいでしょう。歩く時はかかとから着いて、小指・親指と重心を移動していくので、この時に爪に角があることで、体が指に乗り込みやすくなるのです。PROFILE爪先への体の乗り込みを分散できるようスクエアに爪を切る爪の角を落とし過ぎると、歩く時の安定感が失われるエクササイズ02エクササイズ01美歩家・ウォーキング講師真輝 ヴェリテ日本女子体育大学卒業。ウォーキングドクターのデューク更家氏のもとで18年間モデル兼講師として3千人以上を指導。しかし、2011年に母親が脳梗塞・肺炎で寝たきりとなり、仕事を中断して介護生活へ。病院で介助が必要な人や寝たきりの人を多く見てきた体験から、デューク更家氏が提唱する「最期まで自分の足で歩く喜び」の必要性を痛感し、2013年に独立して活動を再開。ウォーキングを通して体の自然治癒力を高め、一生自分の足で歩く喜びを体感し、自分を生きることを伝える指導を行っている。32POINT 02POINT 01肩回しで背中すっきり、肩こりも解消つま先立ち&かかと立ちで、足の筋肉の均衡を保つどどどこここでででももも健健健康康康ウウウォォォーーーキキキンンングググ

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