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「私と一緒に活動できてよかった」と思ってもらえたら悩んでいる人には「まずは行動を起こしてみて」会員は一人ひとり性格が異なれば、ペースも異なる。仲人カウンセラーを務める鈴木さんには、適切なタイミングで適切にアドバイスし、気持ちを後押しする役割が求められるが、「喜んでもらえることもあれば怒られてしまうこともあり、失敗を挙げればきりがありません。これだという正解がないから難しくもあり、楽しくもあります」とも。相談者によって結婚観もさまざまなら、それぞれが抱えてきた過去も多様だ。「どのような生き方であっても、そのすべてを受け入れたいですし、そのうえで、これからの人生をどうしていくかを、明るく一緒に考えていけたらよいですね」と語る。数多くの仲介を重ねる中で大切にしてきたことは「結婚に至ればよいというわけではなく、私と一緒に活動できてよかったと思ってもらうこと」だという。「入会していただければ良しではないので、お話の内容によっては入会をお断りする場合もあります。交際に至っても、何か問題や不安な点があれば、もう一度冷静になって一緒に考えてみましょうなどとアドバイスをする時もあります。相手の立場に立って考えてみたり、私だったらどうしてもらいたいかなということを考えて対応するようにしています」。「私って、これほど好きになれる仕事に就けて運がいいなって思っています」と語る鈴木さん。「皆さんそれぞれにドラマがあって、そこに立ち会えるし、喜んでもらえる。感情移入しやすいタイプなので、そこは直さなきゃいけないところかもしれませんが」とあっけらかんと笑う。目標は、鈴木さんを介して成婚に至ったカップルから子どもが100人生まれること。まだ道のりは遠いが、その1人には鈴木さんの二女も含まれるという。「服を買うのにもどれにしようか迷う優柔不断な娘だったのですが、入会して2か月で『この人と結婚したい』と心を固めたので、本当に大丈夫かなと心配もしましたが、今では孫も生まれて、本人も大正解の決断だったと喜んでいます」。結婚したいのだけれどどうすれば、と悩んでいる人に対しては「多分、行動を起こす前から、失敗するのが怖い、傷つきたくない、と踏み出せないこともあるのだと思います。待っていては何も起こりません。まずは行動すること。そして、気になる人が現れたら、良いところ、悪いところをしっかりと整理し、結婚にとって本当に大事なことは何かを考えて決断することをお勧めします」。この事業を始める前には怖がりで、勇気をもって前に踏み出せなかった性格が、事業を起こして多くの会員と接するうちに「やるなら今すぐ、と行動を起こせるようになった」という鈴木さんが何よりのお手本だ。 自分だったらどうされたいかを考え、会員に寄り添う25婚活サポートEcco事業内容/結婚相談所〒190-0022東京都立川市錦町1丁目4−4 サニービル2F CS28Tel:080-4428-6717https://ecco-support.com/成婚率最優秀賞を受賞し、表彰された鈴木さん

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