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昨年、損害保険料率算出機構から「火災保険の参考純率」の引き上げが発表されました。参考純率とは各損害保険会社が目安とする料率で、今回は過去最大の全国平均約13%の引き上げとなりました。この発表を受けて各損害保険会社は2024年10月1日に火災保険の改定を行います。これからゲリラ豪雨、落雷、台風の到来シーズンにもなりますので、早期に保険契約内容の点検、見直しをされることをおすすめします。改定の主な内容3つをご紹介します。❶水災リスク区分が新たに導入されます。現在は全国一律ですが、地域によって河川の氾濫による洪水や土砂災害のリスクは大きく異なります。保険料負担の公平を図るため保険料の安い一等地から保険料の高い五等地まで五区分に細分化します。五等地は一等地の約1・2倍になります。❷築年数別料率の改定については、築年数が増加するにつれて今までは最大が、今後は最大50年まで保険料が高くなる体系に変更。区分も5年刻みから1年刻みに変更されます。❸自然災害の増加、住宅老朽化の進展、修理費の高騰によって参考純率が見直しされます。築年数が古い住宅が増え、損害が発生しやすい住宅が相対的に増えていること、修理に伴う資材費、労務費が上昇していることが保険料見直しの要因です。7月から保険改定後の試算ができるようになりました。直近で満期を迎えられる方は是非契約内容の点検、見直し、試算を行ってみてください。株式会社ティグレ営業部保険課土井訓子 25年まで保険料が高くなっていました定期的な契約内容の点検や見直しをしましょう!火災保険料率変更14❶ 水災リスク区分の新設❷ 築年数別料率の改定❸ 住宅の老朽化の進展、修理費の高騰による参考純率の見直し主な改定概要NEWS 042024年10月に『過去最大』の火災保険料率引き上げが行われます。大雨、台風到来シーズン前に、大雨、台風到来シーズン前に、ご自身の火災保険ご自身の火災保険のの点検を点検を

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