皆さんは、自分の体をお医者さん任せにしていませんか?例えば、足が痛いので病院へ行く。検査してもらってもどこも悪くないと言われ、仕方なく湿布を貼って我慢する。でも、痛みの原因は必ずあるわけで、それを取り除けば不調も解消するはずです。日本は世界トップクラスの長寿国になりましたが、寝たきり老人の数も世界一。その割合は欧米諸国と比べて、3~10倍にも上ります。もし、寝たきりになったら自分で歩くことはもちろん、人に頼らなければ体を動かすこともできなくなります。私の師匠であるデューク更家は言います。「最期まで自分の足で生ききること」と。もちろん痛い時に鍼灸やマッサージに通うのも時には必要かもしれませんが、人に頼るだけでなく、正しく歩く努力や自己ケアもぜひ続けてみてください。「いちばんの主治医は自分自身」なのですから。簡単にできる自己ケアのひとつは「足をさする」ことです。例えば、肩が凝った時はガチガチで硬いけど、揉みほぐすと柔らかくなりますね。それと同様に、足も柔らかい状態を作っておいてほしいのです。とくに、ふくらはぎは下半身の血流を心臓に戻すポンプ役を担っており、「第二の心臓」と言われるほど重要な筋肉。1日の終わりに、その日がんばってくれたふくらはぎとすねを、筋肉の線維に沿ってさすってあげましょう。その時に「ありがとう」と感謝の言葉をかけてほしい。そうすると体もちゃんと応えてくれます。また、毎日触ってあげることで、むくみや痛みといった体の異変にも早めに気づくことができるのです。2両膝に両手を乗せて、膝を曲げます。正しく颯爽と歩くと、姿勢が良くなり、体の内側から健康になる効果があります。デューク更家は「歩き方が変われば運命が変わる」と言います。歳を重ねても自分の足で運命を切り開いていけるよう、正しい歩き方を身につけましょう。3足裏を感じながら踏みしめるように前へ移動し、しっかり後ろ足を残して、指先を最後まで曲げることを意識すると、自然に歩幅が大きくなります。4反対側も同様に繰り返します。自分の体は自分でケアする 412「ありがとう」と言いながら足をさする33小指、親指の順に重心を移動して、足裏全体をつきます。目線は数メートル先を見て、1本の線の上を歩く感覚で、かかとから着地します。エクササイズ02ゆっくりと膝を伸ばします。②~④を3回繰り返します。POINT 03POINT 04正しく颯さっそう爽と歩く
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