Plusone641
32/36

運動不足やメタボリックなどを気にして、「1日何千歩歩かなければ…」などとよく言われますが、忙しい、面倒くさいとなかなか達成できず、ストレスに感じている人も多いのではないでしょうか。でも、ちょっと考えてみてください。皆さん出勤や買い物をする時に、家から駅やお店、駐車場まで歩きますよね。もっと言えば、家にいる時だって部屋から部屋へ歩いているはず。だから、その歩き方を正しくするだけでも、充分効果的なウォーキング運動ができるのです。実は私もウォーキングを始める前は猫背でガニ股、ドカドカ歩き。肩こりに頭痛、生理痛に悩まされていました。それがウォーキングを習い始めてから姿勢が良くなって、いちばん最初に感じたのは「肩が楽になった」ということ。そして頭痛や生理痛も消えていきました。正しくない姿勢と歩き方で何千歩歩いたとしても効果はなかなか期待できません。つまり、歩数ではなく正しい歩き方、量よりも質を高めるウォーキングを身につけて実践することがいちばん大切なことなのです。 13×前編仙骨とは背骨のいちばん下にある土台のような骨。姿勢が悪いと、仙骨が斜めになって背骨が丸まってしまいます。仙骨を立てると、正しい姿勢で大地にしっかり根付いた歩き方ができます。ここではどこでもできる仙骨の立て方をご紹介。歩く前にやっておくと体に軸ができて正しく歩く第1歩になります。誰でも手軽にできる運動の代表といえば「ウォーキング」。でも、1日の目標歩数を決めて一生懸命歩いても、正しい歩き方をしないと脂肪の燃焼につながらず効果も期待できません。そこで、今号と次号では、ウォーキングドクターのデューク更家氏のもとで学び、現在は「美歩家」として活躍する真輝ヴェリテさんに、健康を保つための効果的な歩き方や、体をほぐす方法などをレッスンしていただきます。わざわざ歩きに出かけなくていい  正しく歩けば歩数は関係ないスペシャル講座美歩家・ウォーキング講師真輝 ヴェリテ日本女子体育大学卒業。ウォーキングドクターのデューク更家氏のもとで18年間モデル兼講師として3千人以上を指導。しかし、2011年に母親が脳梗塞・肺炎で寝たきりとなり、仕事を中断して介護生活へ。病院で介助が必要な人や寝たきりの人を多く見てきた体験から、デューク更家氏が提唱する「最期まで自分の足で歩く喜び」の必要性を痛感し、2013年に独立して活動を再開。ウォーキングを通して体の自然治癒力を高め、一生自分の足で歩く喜びを体感し、自分を生きることを伝える指導を行っている。32PROFILE両足のかかとをつけ、つま先を握りこぶし2つ分開けて立ちます。膝をゆっくりと開き、そのまま両手を離して上体を起こし、かかとの上におしりと頭を乗せて3秒間キープします。おしりが後ろに突き出ないよう注意します。仙骨が立っている仙骨が立っていないエクササイズ01仙骨を立てるPOINT 01POINT 02健健健康康康ウウウォォォーーーキキキンンングググどどどこここでででももも

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る