来日四半世紀 客に愛され2店目も視野に 意を決し、上海から三重へ客と対話しながら考案する新メニューて「担々麺」だ。ランチタイムは周辺「ホットペッパー」という名前の通り、メニューには唐辛子のきいた中華料理のメニューが多く並ぶ。その中でも看板メニューは、四日市名物のトンテキ(豚肉をニンニクと一緒に濃い目のソースで炒め、たっぷりの千切りキャベツを添える料理)の豚肉を細かく切った「こまやき」、そしの会社で働く人たちでにぎわい、夜は仕事帰りの人たちに近所の住民も加わってにぎやかさを増す。中国・上海出身の朱萍さんが、当時来日していた姉夫婦を頼って三重県津市に来たのは2000年の時だ。「離婚した後、娘を育てるために、日本で働けばより稼げると思いました」とその理由を語る。短期滞在した後、上海に戻って日本語学校に通ってから再来日を果たした。工場勤務などを経て、ホットペッパーの前身である「レッドペッパー」で接客業務のアルバイトを始めたのが15年ほど前のこと。その頃には収入の基盤も安定し、当時15歳だった娘さんも上海から呼び寄せた。「娘が日本の学校、生活に慣れるか不安でしたが、日本語もすぐに覚えました。宿題が少なく、アルバイトもできるという、中国では考えられないほど自由な学校だったので、日本での暮らしを気に入ったようでした」と語、32る。そしてほどなく、レッドペッパーのオーナーから高齢を理由に店を譲りたいと伝えられ、二つ返事で引き受けることにしたという。「厨ちゅう房ぼうで鍋を振るスタッフは中国人でしたし、夜には中国人のお客さんがたくさんついてくださって、私にとっては居心地の良い場所だったので、がんばってみようと思えました」。娘さんもアルバイトで店を手伝ってくれるようになったことも心強かった。事業の承継を機に店の名前をレッドペッパーからホットペッパーに変え来日してよかったと笑顔で語る朱萍さん26さん歳ホットペッパー(中華料理店)代表 朱しゅ 萍へい東京四日市
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