Plusone641
18/36

※あくまでセルフケアですので、症状が心配な場合は医療機関にご相談ください。冷えからの腹痛には「山椒」をひとふり12解消セルフケア冷房のよく効いた部屋に長時間いたり、かき氷やアイスなど冷たいものをとりすぎたり、扇風機の風をお腹に当てて寝てしまったりと、夏は暑さ対策をしすぎて逆に体を冷やしてしまい、下痢になってしまうことが多いです。また、もともと胃腸が弱い人は、夏はいつも以上にお腹が冷えて調子を崩しやすいです。下痢が続くと夏バテにもつながりやすくなります。お腹をはじめ体を冷やさないように気をつけましょう。心と体が元気に!「季節のお悩み」第14回下痢醤番茶」お腹を温めて下痢を止める「梅うめしょうばんちゃPROFILE働く世代やHSP※の健康をサポートする、神奈川県横浜市の漢方薬店。社会保険労務士で産業カウンセラーの夫とHSPで漢方カウンセラーの妻という夫婦二人体制で、仕事や人間関係の悩み、体調不良の相談に乗っている。カウンセリングでは漢方の基本や体質を分かりやすく説明し、健康になるための養生法やストレスへの対処法などを提案。首都圏のみならず、全国からの相談にもオンラインで対応している。Web:https://gajyumaru-kampo.com/※HSP(HighlySensitivePerson)とは、人いちばい繊細で、人の気持ちや光・音・においなどの刺激に敏感な人たちのことをいいます。昔ながらのおばあちゃんのお手当て「梅醤番茶」。下痢の特効薬としても用いられ、じんわりとお腹を温めてくれます。湯のみに梅干し1粒とおろししょうがを入れ、醤油を1、2滴たらし、その上に温かい番茶を注いで完成です。カフェインが苦手な方は、カフェインの含有量が少なくまろやかな味の三年番茶がおすすめです。うしの日にはうなぎを食べますが、うなぎ料理土用の丑につきものの「山椒」は漢方の生薬のひとつです。体をとても温めてくれて冷えによる激しい腹痛に効果があります。冷たいものを食べて嘔吐や食欲不振、下痢になった場合にもよいです。うなぎだけでなく冷奴やおひたしなど、さまざまな料理にひとふりしてみましょう。18かんげん下痢におすすめのツボおへそより指4本分下にあるツボです。冷たいものの食べすぎ・飲みすぎで胃腸の調子が悪くなった時に押しましょう。慢性的に下痢になりやすい方はカイロで温めたり、日ごろからお灸をすえるとより効果があります。漢方カウンセリング がじゅまる 「関元」

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る