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※あくまでセルフケアですので、症状が心配な場合は医療機関にご相談ください。冷えて眠れない時に「湯たんぽ」12解消セルフケア寒さが厳しい冬は、冷え症の方にとって一番苦手な季節かもしれませんね。西洋医学では冷え症はあまり問題にされずに病気としても扱われませんが、漢方では冷え症は立派な病気のひとつとしてとらえられていて、冷え症を放置しておくと肩こりや腰痛、生理痛など他の病気の引き金になるとして重視されています。体を冷やさないことは健康を維持していく上で大事ですので、養生していきましょう。心と体が元気に!「季節のお悩み」第11回冷え症PROFILE働く世代やHSP※の健康をサポートする、神奈川県横浜市の漢方薬店。社会保険労務士で産業カウンセラーの夫とHSPで漢方カウンセラーの妻という夫婦二人体制で、仕事や人間関係の悩み、体調不良の相談に乗っている。カウンセリングでは漢方の基本や体質を分かりやすく説明し、健康になるための養生法やストレスへの対処法などを提案。首都圏のみならず、全国からの相談にもオンラインで対応している。Web:https://gajyumaru-kampo.com/※HSP(Highly Sensitive Person)とは、人いちばい繊細で、人の気持ちや光・音・においなどの刺激に敏感な人たちのことをいいます。体を温める生薬に「艾葉(がいよう)」があります。艾葉とは「よもぎ」のことで、お灸のもぐさにも使われています。自分でよもぎを採って乾燥させたり、市販されている乾燥よもぎをお茶のパックなどに詰めてお風呂に入れると、体の芯からポカポカ温まる「よもぎ風呂」が出来上がります。乾燥よもぎの入手が難しければよもぎ入りの入浴剤をどうぞ。夜に体が冷えて眠れなかったり、冷えから目が覚めてトイレに行きたくなる方におすすめの「湯たんぽ」。寝る時に使うと朝までほんのりと温かさが残っています。また、暖房のつけっぱなしで肌が乾燥したり、喉が痛くなる心配もありません。今は樹脂製で可愛いカバーもつけられるので、お気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。18はっぷう冷え症におすすめのツボ足の親指から小指までの付け根の間に8か所あるツボです。足元を温めて血行を良くします。寝る前にツボを押したり、足が冷える時はお灸もおすすめです。漢方カウンセリング がじゅまる 「よもぎ風呂」で体ポカポカ「八風」

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