ること。荷主側としてはドライバーの賃金引上げを原因とする「運賃値上げ」を求められること。国民にとっては、輸送コスト増加によるあらゆる商品の値上げにつながり、運送業界に限った問題ではないということです。一方で、今回の両立を図らなければ、人材を確保できないということになります。2024年問題に限らず、すべての業種で共通する労働時間の適正管理と時間外労働の抑制は、適用猶予期間人材確保のためには避けて通るこが廃止されるとはできない課題であると考えまことの目的はす。現在の労働基準法は長く働ドライバーをはくほど賃金が多くなる仕組みですじめとした労から、生産性を向上することがで働者の健康確きれば、会社としての利益を確保保であることかし、利益を労働者に還元する好循ら、運送業を環を築くことができ、それが新た営む経営者はな人材確保につながると考えます。その仕事の魅このとき、“今”の働き方を“数力や働きやす値化”する、つまり、毎日の働いたさを考えるとデータを日報で確認することや、ともに、業務遂客観的な移動距離などをオドメー行に関する改ターなどで確認することで“実際善に真剣に取の労働の実状”を再確認し、改善り組むこと、荷できることを検討し、実際に改善主に対し運賃するPDCAサイクルを繰り返す引上げをお願いことが必須であると考えます。しても仕事を任せていただけるサービスを提供することのするには、今までの働き方を見直し、より効率的に働くルールを設定していくことが不可欠です。もちろん、事業主だけが取り組めば改善できるという問題ではなく、そのサービスの利用者である私たちもルールに従って利用することが求められます。例えば、宅配の配達時間について時間指定をしたのであれば、必ずその時間に受け取ること。もし、時間を守ることができなかった場合には営業所での受け取りに協力することや、荷受け時間を指定した場合にはその時間を厳守することで、ドライバーの手待ち時間削減に協力することができます。事業主が法律を守るように取り組むことは当然としても、そのサービス利用者である私たちのモラルも問われる問題であることから、サービスを提供する側からサービス利用におけるルールを明確にビスを提供する労働者にも、時間に対する意識をもって仕事に取ではないかと考えます。の健康確保であることを念頭に、ることから“働き方を改善していことが大切です。利用者へ提示することや、そのサーり組むよう指導することが必要労働に関するルールが大きく転換する時代。その目的は労働者“今の働き方”を見直し、できく”という認識で取り組んでいく何から着手すべきか2024年問題から会社を守る時間外労働の上限規制を遵守2024年4月から、下表の通り変更となります。詳細は厚生労働省が2023年3月に策定した「トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント」をご確認ください。1日、1カ月、 1年の拘束時間1日の休息期間継続して最低9時間、11時間以上与えるように努める努力義務運転時間と連続運転時間休日労働スライド 21日は13時間以内(上限15時間、14時間超は週2回まで)1カ月は原則284時間以内、1年は原則3,300時間以内・2日平均で9時間以内/日・2週平均で44時間以内/週・連続して運転できる時間は、原則4時間以内⇒1回おおむね連続10分以上、合計30分以上の休憩が必要休日労働は、原則2週間に1回を超えないこと23働き方改革における時間外労働上限規制の目的は、労働者の健康を確保することです。今までの働き方を法律が定める基準の範囲内に収めるように改善する必要がありますが、事業主だけの努力では現実は厳しいと考えます。サービスを提供する人、サービスを利用する人が、お互いルールを守ることが不可欠であり、まずは提供する側からルール(またはお願い)を明確に定め、周知することから始めなければ、本来の目的を達成することはできないと考えます。本号の結論トラック運転者の改善基準告示(概略)
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