Plusone637
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しょう。さらに資金に余裕がある場合は、新NISAの「成長投資枠」などでリスクをとってリターンを狙うのもよいでしょう。いずれにせよ「分散投資」の観点から、世界中に投資することを忘れないでください(運用状況によっては元本割れのリスクがある点にも十分注意してください)。今回は現役世代にぜひ知ってほしい新NISAについてご説明しました。投資商品の種類の豊富さで選ぶなら証券会社(特にネット証券)がお勧めです。また、とりあえず積立をしていくだけで精いっぱいという方で利便性を考えるなら銀行系金融機関なども検討されるとよいと思います。次回はiDeCo(個人型確定拠出年金)についてご説明したいと思います。併用可・・ティグレニュース荒武コンサル事務所代表NPO法人障がい者・高齢者市民後見STEP(大阪府豊中市)賛助会員 中小企業診断士 荒武 貞雄1981年早稲田大学法学部卒業後、三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。三和投信(株)大阪営業所長、パートナーズ投信(株)大阪支店長、T&Dフィナンシャル生命業務推進部長などを経て、2018年荒武コンサル事務所を設立。「難しいことをわかりやすく」「投資家の金融リテラシー向上」を信条に、お金の専門家として経営指導や講演を行っている。・2つの枠は同一金融機関でなければならない ・年度単位で金融機関変更可能・投資可能金額は「年間投資枠」と「総枠(生涯投資枠)」で判断15※簿価残高方式で管理(枠の再利用が可能)※現行制度から新しい制度へのロールオーバーは不可出典:金融庁ホームページ「新しいNISA」を編集・加工して作成 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.htmlままととめめ2024年からの新しいNISA制度 つみたて投資枠のポイント成長投資枠のポイント⚫️対象商品は金融庁選定。「初心者でも比較的安心できるもの」「長期・積立・分散投資・非課税・低コスト」を備えているもの⚫️つみたて投資枠のみの利用なら利便性・商品の品ぞろえの観点で金融機関を選定⚫️狙うリスク・リターンに応じてポートフォリオを選定⚫️どんな環境でも積立を止めない、金額を頻繁に変更しない⚫️金融機関によって上場株式などへの投資ができない(金融機関の変更は年一回)⚫️対象商品は内外株式、内外ETF(上場投資信託)、国内契約型投資信託⚫️「長期投資・時間分散・分散投資・非課税・低コスト」を忘れずに!⚫️年齢・家族・資産状況によるリスク量の認識とポートフォリオ作成年間投資枠非課税保有期間非課税保有限度額(総枠)口座開設期間投資対象商品対象年齢現行制度との関係長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託2023年末までに現行の一般NISA及びつみたてNISA制度において投資した商品は、新しい制度の外枠で、現行制度における非課税措置を適用つみたて投資枠120万円無期限化1,800万円恒久化18歳以上成長投資枠240万円無期限化1,200万円(内数)恒久化上場株式・投資信託等18歳以上TIGRE NEWS

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