事実上の安全宣言は５月昨年8月、米国の中間選挙の動向を 8取材しにワシントンに着いて驚いたのが、現地では誰一人としてマスクをしていなかったことでした。店に入るときにも検温も消毒もしません。すでに米国はアフターコロナの状況だったのです。11月に出向いたオーストリアでも同じ状況でした。今なおマスクを外さない日本の状況は世界から見て特殊な状況だということをぜひご理解いただきたいと思います。なぜ日本がいまだにアフターコロナに移行できないかというと、コロナは感染症法に定める５分類のうち、2番目にリスクの高い第2類に区分され、コロナに感染した場合、原則では病院での隔離が義務付けられているからです。ウイルスは生物ではないので、遺伝子を分裂、コピーする形で増殖していきます。分裂の際にミスを起こすと変異が起きるのですが、変異株は、感染力は強まりますが、毒性は弱まる性質を持っているとされています。事実、これまでの状況を振り返るとその通りに推移してきました。2022年の春先から梅雨にかけて増えたオミクロン株の毒性は季節性のインフルエンザ並みと言われました。そこ経済ジャーナリスト 須田慎一郎 氏２０２３年の独自の取材力と、政・財界の幅広い人脈から得られる情報で経済ニュースの本質を見抜き、特にその裏で繰り広げられる政治の関係性をふまえた分析で定評のある須田氏。「2023年の政治・経済の展望」をテーマにした講演では、アフターコロナの景気見通しについて言及するとともに、価格に見合った価値が提供できている企業が選ばれる時代になる、と述べました。２０２３年新春の集い 特別講演政治・経済の展望
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